第4回目














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毎日スキルアップ通信

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エクセレントカンパニーの条件


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 米国のマッキンゼー社が著した
「エクセレントカンパニー(超優良企業)」の出だしを飾るエピソードは印象的である。



 著者のトーマス・ピーターズが帰りの飛行機に乗り遅れ

多少心細い面持ちで以前に一度だけ泊まったことがあるホテルに遅い時間に行き、

空きの部屋はないかフロントに尋ねると、フロント係の女性から

「トーマスさん、お久しぶりです!」と声をかけられびっくりしたというものである。



 そのホテルは開業して1年でワシントン随一の人気ホテルになった
「フォ・シーズン」である。

このエピソードで著者は、顧客の満足を得るために自ら企業文化を体現できるような優秀な人材を

抱える企業は日本だけではなく米国にもあると言いたかったのである。



 著者たちの頭にある日本のエクセレントカンパニーには当然トヨタも含まれている。

この著書が記されたのは20年前、日本は世界経済で得意絶頂にあった時代だ。



 その後バブルが崩壊して、日本の企業はぼろぼろなまでに自身喪失となり、

中国などの安い労働力に押され、国内でも人件費を抑え、終身雇用を打ち崩し、収支のみを重視する

ドライな経営に切り替えていく企業が続出した。



 これまで米国の企業が日本的経営を見習っていたのに、今度は米国の企業統治(コーポレートガバナンス)に日本の企業が学ぶようになった。



 日本の経営者ではなかなかできない首切りも、海外からトップリーダーを招いて実行し、

グローバルかつドライスティックに企業風土の変革を進めてきた。

 確かに、労働部門等に集中する固定経費を圧縮して、社会環境の変化や景気の動向に

柔軟に対応できるようにするため、外注や派遣社員へ切り替えていくことは重要であるかもしれないが、

安易な人員整理で将来会社に貢献する可能性を秘めた有望な人材を失った企業も多くあったに違いない。



 人材は企業にとって給与の価値以上に無限の可能性をもった資源であることを認識すべきだ。

トヨタのかんばん方式は従業員たちのたゆまない品質改善運動により培われたきた手法であり、

世界中のマネジメンに関する参考書で紹介されている。

トヨタの品質改善は
「乾いたタオルをさらに絞る」とも比喩されるほど徹底している。





 従業員は金のためだけに働いているわけではないことは、1927年に米国のホーソン工場で行われた

数々の実験で証明されその後の経営学に大きな影響を与えた。



 それはどんな人間にもいえることで、もしあなたの周りに働くことへのモラルが低い者がいたとしても、

それは何らかの理由で現在の仕事に満足していないか、あるいは本当にどうやって作業あるいは事務を進めてよいのかわからず途方に暮れているのかどちらかである。

 

 
彼らに正しい指導がリーダーシップによって行われれば、必ずモラルは向上し、仕事の能率も上がるはずである

 トヨタがその好例である。いつクビになるかわからないような状態ではモラルどころの話ではないことは誰にでもわかるだろう。









*=*=*=*=今週の図書*=*=*=*=*=*








「偏愛マップ」 齋藤孝 NTT出版(2004.3.30発行)







第4回



 「偏愛マップ」に熟達していくと、合コンだけでなく、交渉力など仕事上のスキルもアップしていく。



 自己愛は誰もが有するもので、自己チューは自分の偏愛するものだけを人に話し、煙たがられる。



 自分の偏愛も大事だが、相手の偏愛をうまく取り出して話題にできるようになれば、交渉術において最強のスキルとなるであろう。







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