第2回















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毎日スキルアップ通信

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情報力は恋愛で磨かれる



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 映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」のなかで、主人公の朔太郎は白血病の病状がかなり進んだ亜紀を病院から連れ出し、



世界の中心と言われるオーストラリアの「エアーズロック」に旅立とうとするが、悪天候のため東京行きの飛行機にさえ乗れず、



亜紀は疲労して空港で倒れてしまう。見果てぬ夢の大地となった「エアーズロック」は、オーストラリア大陸の中心部にある一枚岩でできた大きな岩山である。





そこは古くから神聖な山として地元の人に崇められており、世界の中心と言われても納得できる雰囲気を醸し出している土地である。







 2人が無人島に一泊旅行をしたときに、廃墟となったホテルの中で未現像のフィルムを見つける。



思い出に持ち帰り現像したところ美しい「エアーズロック」が映っており、2人でエアーズロックに行きたいと思うようになる。



エアーズロックは、偶然見つけたフィルムの中に収められていた風景写真に過ぎず、2人にとってそこに行かなければならない必然性はないのだが、



恋愛の中にある2人はこれを意味のあるサインとして受け取ったのである。



甘くせつない邂逅の中で、2人にとって意味のない情報はまわりには何もなかったに違いない。







 
情報収集の極意は、するどい感受性をもち、アンテナを張りめぐらすことである。









恋愛には情報を求める強い力がある。



たとえ片思いであっても好きな人にはその発信するサインを何一つ見逃さないよう集中力を向けるはずだ。



つまり情報を収集するための一番の近道はその対象を好きになることにほかあるまい。



情報感度の優れた人は、いろいろなものに興味を示し、それを探求することをいとわない。









 人間は食べ物と同じように情報を生命の糧としている。



普段は意識しないが、もし閉じこめられ情報から遮断されてしまったら生きながらえることはできない。



情報を得て、それを自分流に解釈して行動を決定する。その繰り返しをしながら人間は生きている。



今日一日のこれまでとった行動を思い起こしてほしい。行動の前に動機があり、動機の前に情報があったはずだ。



目の前を、運命が変わるほどの大きな情報が横切ったのに見逃してしまったのかもしれない。



あるいは、アンテナの調子がよく、いろいろな情報を得てそれをうまく処理することができている一日なのかもしれない。



情報を得る力、それを解析する力、そして行動する力、いずれも生きていくために必要な力でその大小がその人の運命を決める。



これらの力の正体は、人を好きになったときに内から湧き出る力を思い起こせば、イメージとして捉えやすいのではないだろうか。









「世界の中心で、愛をさけぶ」Yahoo公式サイト

 http://aiosakebu.yahoo.co.jp/movie/











*=*=*=*=今週の図書*=*=*=*=*=*





「偏愛マップ」 齋藤孝 NTT出版(2004.3.30発行)












第2回





 自己紹介するとき、読書が好きですなどといっても誰も覚えてくれない。

 

 ところが、
「伊能忠敬が好きです」などと言うと誰もが覚えてくれる。人は、普遍的でなく偏った好物に対して興味を示すものである。



 それが偏っていれば偏っているほど面白い。その偏りぶりにたくさんの人があなたを注目するだろう。そして一躍人気者になれるだろう



。ドラマで描かれる人間はみんなアクがあり、それが強烈なほど視聴者に受ける。どんなに、気まずい間でも、お互いに偏愛しているものを披露しあうと途端に話がはずみだす



。もし、見せ合ったものの中に同じものが含まれていようものなら、生涯の友になれるかもしれない



。「世界の中心で、愛をさけぶ」の主人公達は、オーストラリアのエアーズロックという土地を2人で偏愛することになった。そのことで、さらに恋の結びつきを強めたことは想像に難しくない。(つづく)









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