第6回目

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日スキルアップ通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━16. 5.24━━━━━━ 記憶力・速読力を上げるために克服しなければならないこと  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  これまでに一度や二度は「記憶力」または「速読力」を向上させるためのノウハウ本を購入して一読はしたものの、 結局はものにすることができず、本代を無駄にした経験をお持ちの読者は多いと思う。  書店には、「右脳パワー」、「集中力アップ」、「記憶力向上」、「みるみる速読力」等々・・ スキルアップに関する書物は所狭しと陳列されいる。  仕事の能率を上げるため能力をアップさせたい、資格試験をとるため力をつけたい、物忘れがひどくなったので 脳を活性化したい、これらの希望をすぐにでもかなえてくれそうな雰囲気の表題と凝った装丁をみると誰だって手に取ってみたくなる。  カウンターで少し恥ずかしい思いをしながら購入し、一気に読んだ後、しばらくは頭が良くなったような気がするのだが、 時が経つにつれ本を読んだことさえ忘れてしまい、本棚の隅っこにノウハウ本が押しやられていないだろうか。  記憶力・速読力を向上するためには乗り越えなければならない大きな壁がある。 神にもすがりたい気持ちでこれらのノウハウ本に手を伸ばしたのはいいが、同…

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第5回目

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日スキルアップ通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━16. 5.21━━━━━━ リスクマネジメントは情報管理  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  国会議員の年金未納問題で16年度通常国会は大荒れに荒れた。 これほどまでに政局を混乱に陥れた複雑な年金制度そのものも相当に罪深い。  いい大学を出て優秀な成績で入庁したはずの官僚がどうしてここまで、 制度の改革に手をつけられなかったのだろう。問題を難しくするのは得意でも、 シンプル化するのは苦手なのかもしれない。  それにしても、いくら年金制度が複雑だからといって、社会保険庁のCMに出演した江角マキコの年金滞納が クローズアップされた時点で、国会議員たちは自らの納付状況を徹底的に調査をすべきであった。  労を惜しんだのか、うまく切り抜けると思ったのか現実逃避して調査を先送りしたことが後で 大きな問題となって跳ね返ってきた。日本は官僚も政治家も危機管理が苦手だ。  これは官僚や政治家に限らず日本のエリート達に共通していえるもので、 彼らが受けてきた教育制度に起因している部分が大きい。  わが国の教育ははじめから与えられた問題を解く受け身の教え方に偏り過ぎており、 想像力が育たないシステムになっている。つまり問題には必ず正解があり、その正解以外は すべて誤りと…

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第4回目

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日スキルアップ通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━16. 5.20━━━━━━ エクセレントカンパニーの条件  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  米国のマッキンゼー社が著した「エクセレントカンパニー(超優良企業)」の出だしを飾るエピソードは印象的である。  著者のトーマス・ピーターズが帰りの飛行機に乗り遅れ 多少心細い面持ちで以前に一度だけ泊まったことがあるホテルに遅い時間に行き、 空きの部屋はないかフロントに尋ねると、フロント係の女性から 「トーマスさん、お久しぶりです!」と声をかけられびっくりしたというものである。  そのホテルは開業して1年でワシントン随一の人気ホテルになった「フォ・シーズン」である。 このエピソードで著者は、顧客の満足を得るために自ら企業文化を体現できるような優秀な人材を 抱える企業は日本だけではなく米国にもあると言いたかったのである。  著者たちの頭にある日本のエクセレントカンパニーには当然トヨタも含まれている。 この著書が記されたのは20年前、日本は世界経済で得意絶頂にあった時代だ。  その後バブルが崩壊して、日本の企業はぼろぼろなまでに自身喪失となり、 中国などの安い労働力に押され、国内でも人件費を抑え、終身雇用を打ち崩し、収支のみを重視する ドライな経営に切り替えていく…

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第3回目

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎日スキルアップ通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━16. 5.19━━━━━━ トヨタの快進撃を支える企業風土 br>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  トヨタが3月決算で1兆円を超える純利益を出すという日本企業として史上初の快挙を成し遂げた。 世界の自動車メーカーどころか製造業の中でも実質世界一の水準である。バブル崩壊後コスト削減や経営改善で 不況を凌いできた日本企業の業績回復の中でトヨタは抜群の成績を残しその象徴的存在となった。 トヨタの好成績は、他の企業のように経営指標を上げるために熾烈なリストラを行使し生み出したものではなく、 「カイゼン」という国際語までになった普段からの生産現場における改善運動や研究開発、設備投資のたまものである。  米国においては、企業を取り巻く利害関係者(ステークホルダー)の中で株主が一番地位が高く、 最高経営責任者といえど、株主の意向には逆らえない。このため、米国型の企業統治(コーポレートガバナンス)は景気が悪くなれば 従業員の首がドライに切られることになる。  また、株主が監視するため経営者の独善は許されない環境にある。 それに対して日本型企業統治は従業員を大事に育て労働の質を上げることに重点をおいているので、 従業員のスキル…

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